映画やCM、MVと多岐にわたって活躍するムービーカメラマン”小林基己”のブログ
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GWは映画三昧
このGWは、広告不況の煽りを受けて久しぶりにゆっくりさせていただきました。珍しく劇場で映画5本見てしまったくらいです。

まず、「バーン・アフター・リーディング」。コーエン兄弟の作品でも「未来は今」が一番好きと言う私にとって楽しみなスラップスティック映画。常識では考えにくいほどの荒唐無稽さは「え?」と思う所多数。でも、これ役者は楽しいだろうね。あと、現場の雰囲気も良さそう。面白いカットが撮れてると、つい安心しちゃって全貌が見えなくなる。コーエン兄弟に限って、そんなことは無さそうだけど、風呂敷を広げすぎてしまって仕舞い方が雑なのは気になった。

そして、三軒茶屋の二番館で今更「ノン子36歳(家事手伝い)」「おくりびと」を続けて見る。この2作品、かなり対照的…。何が対照的かというと女性の描き方に尽きる。
坂井真紀演じる「ノン子…」が女性心理をリアルに表してるのに対して、「おくりびと」に出てくる奥さん役の広末涼子は男性の理想である。ファンタジーなのだ。それがストーリー上、必要な時だけ夫に大して寛容でなくなる。良い作品なのだが感情の辻褄が追えなくなると急に興ざめしてしまうのだ。「おくりびと」が女性と男性で全く評価が異なるというのも頷ける。海外で評価が高いのは、もしや日本の女性は時代劇の頃と変わらない淑やかなままだと信じられているのだろうか?もしくは映画の世界はまだまだ男社会なのか?
自分も男なんで、本来、女性がどう思っているかは分からないけど、どちらが好きかと聞かれれば「ノン子36歳」かな…。
そうそう、「おくりびと」の広末涼子と同じような印象を受けた映画があった。「アイデン&ティティ」の麻生久美子だ。この映画も確か男性の評判は高く、女性の評判は低かった。

そして、「グラントリノ」を見たあとに「レッド・クリフ2」。
「グラントリノ」は劇場で見て良かった。けして面白い台詞を言ってるわけではないのに、構成で観客の笑いを引っ張りだしている。上手い!ただ、社会問題を扱っているように見えて、それは単なるフレーバーに過ぎなく、基本、ダーティ・ハリーの延長線上に位置すると見た方が良い。知り合いの監督も書いていたが、そう思わないと悪役がステレオタイプ過ぎる。イーストウッドは、現代社会の問題点を浮き彫りにするなんてことが目的じゃないんだろうね。
で、「レッド・クリフ2」。ジョン・ウー好きの俺としてはかなり楽しめる作品に仕上がってました。登場人物の行動にむちゃくちゃなところはあるけど、そういうところが無いと娯楽として楽しく無いからね。

う~ん、娯楽と主張、そのバランスを考えさせられたGWでした。
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