映画やCM、MVと多岐にわたって活躍するムービーカメラマン”小林基己”のブログ
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ギリギリデイズ
昨日、とうとうドラマの長期撮影に入ってしまいました。40日間、その初日です。いわゆるクランクインです!
実はこういう時って、いや~な気分になるんですよねぇ~。なんか大丈夫なのかなぁ?っていう不安な気持ちでいたたまれなくなるような…。何度も撮影しているとは言いつつも、撮影はナマモノなんで、予想もしなかったようなトラブルに見舞われるようなこともあるし、特に初めて組む監督との時はなおさら…。

そんな気分を抱きながら、さあ撮影!と朝の7:30に新宿に集合して向かったのですが…
なんと!脚本のそのシーンの一行目にはこう書いてあった。

「晴れ渡った空、街道 ー。」

あえなく「撤収!」です。天気予報見ろよ!と言われても、可能性が5%でもあったら出向くのが撮影っていうもんです。そして、次のロケ現場に移動。それでも雪はしんしんと降り積もる。何かワンカット撮るまではちょっと落ち着かなかったんで、意味も無く雪の実景を撮影。(まあ、使われることは無いでしょうなぁ…)
第2シーンはナイト撮影。多分朝までかかりそうな重要なシーン。夜9時には曇りになるという予報を信じて待機。夕方に雪が雨に変わったのを契機にロケ地全体に水を撒いて雪を融かしていく。かなり地道な作業です。そして、役者が通る道をバーナーで焼いて乾燥させる。映像の撮影って意外と強引な手段で撮影しているんです。
でも、現場の状況がだんだん出来上がってくると、朝のモヤモヤした気分も少しずつ良くなってきて、現場が動き出す高揚感の方が増していきます。特に雨の中、雪を消していく作業は一種の魔法のようですよ。こういうのが映画だよね。って、素人っぽく感動したりもするんです。

雨が霧雨になってきた頃の午後8時、クランクインです!
しょっぱなから物語の前半のキーとなるアクションシーン。今回は比較的、バジェットの多い作品なのですが、多ければ多いなりに無理をしてしまうので、結局ギリギリの状況になってしまうんですよね。そんなことから表面には現れないトラブルにも何回か見舞われましたが、上手く切り抜け朝の5時過ぎくらいにシーンを撮り上げることが出来ました。その直後には空が白み始め、時間的にもギリギリでしたね。

でも、こんな状況でどうにか切り抜けられたのは、何か良い予感がします。
こういう時って、良い作品に仕上がるんですよ。
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